『アメリカン・スナイパー』

 
 
2年前に話題になっていた映画『アメリカン・スナイパー』を
やっと観ることが出来ました。
 
 
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~第87回アカデミー賞・作品賞、音響編集賞、主演男優賞を含む6部門にノミネート
戦争映画として全米歴代興収1位を保持していた『プライベート・ライアン』の
2億1600万ドル(約259億円)を超え、2億8000万ドル(約336億円)を突破し
戦争映画史上最大のヒット作となり、社会現象となる大ヒットを遂げた。~
 
 
前評判がすご過ぎて、若干気後れしつつ観はじめたものの
すぐに入り込んであっという間でした。
 
 
イラク戦争に4度従軍したクリス・カイルが著した自伝
『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』を
監督はクリント・イーストウッドで、主演をブラッドリー・クーパー
脚本をジェイソン・ホールにより映画化された素晴らしい作品でした。
 
 
クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパーたちは
この映画を製作するにあたってクリス・カイル本人やその家族に
実際に会って話を聞いたり、電話をしたり長時間にわたり一緒に
過ごしたそうです。
こうした徹底したこだわりがあったからこそ現実に起こった出来事を
忠実に鮮明に描くことに成功しているのだと感じました。
 
 
この作品は出来事を忠実に再現したに過ぎず、何かを直接主張していないけれど
それだけに観るものの心に無言で戦争の是非を問うている気がします。
作品の内容をめぐっては「称賛」と「批判」の論争を引き起こしているそうです。
 
 
同じ一つの作品なのに、人それぞれに思うところが違う奥の深い映画でした。